「日本」ってどんな国? ―国際比較データで社会が見えてくる 本田由紀

本田由紀著『「日本」ってどんな国? ―国際比較データで社会が見えてくる』読了。
日本社会の諸問題を多岐に渡るテーマ(家族、ジェンダー、学校、友だち、経済・仕事、政治・社会運動、「日本」と「自分」)に分け、国際比較データを用いて説明している。

 

本書は第1章から第7章までありテーマが多岐に渡るにも関わらず、各章に必ず出て来るワードがある(日本、問題、社会など当たり前なのは除く)。
そのワードは『政府』です。
日本がこのような情けない現状になったのは、政府の不作為によると本田氏は言いたい。

 

 あと、本書で僕が一番ビビッと来た文章の一節は、『何かを自明視することは危険です。その問題点に気づかれにくくなるからです。(第3章 学校)』ですかね。だからこその国際比較データ、客観的に外の世界を見て、自分と社会を顧みることが大切だと思いました。

 

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